YUIKI TOWN GUIDE — 歩いてまわる小さな町
折りたたむには、広すぎる町。
結駅から徒歩でぜんぶ回れるのに、ピンを立てたい場所は毎年増えていきます。紙の結木マップは駅前の観光案内所で無料配布中。スマホはしまって、よく迷う方の散歩をどうぞ。
モデルコースを見る「何もない町」と、言われてきました。


何もないのは、
車の窓から見た結木だけ。
格子戸の路地も、渓流の音も、釜の炊き込みご飯の匂いも、時速4kmでしか出会えません。だからこの協会がつくる案内は、ぜんぶ「歩く案内」です。
「主要な観光名所は、
特にありません」
…と、旅行誌には書かれます。結木の欄はいつも小さい。隣町の温泉までの通り道。でも。
「主要な観光名所は、
特にありません」
…と、旅行誌には書かれます。結木の欄はいつも小さい。隣町の温泉までの通り道。でも。
会長に、聞きにくいことを聞いた。
聞き手:広報部会(町の高校生と一緒に取材)/ 回答はノーカットで掲載しています。
正直、観光で食べていける町ですか?

大型バスは来ません。呼ぶ気もありません。結木が用意できるのは「一日ぶん、ちゃんと楽しい」までです。その代わり、歩いた一日の中身には、どの観光地にも負けない自信があります。
名所がないのは、弱みではないですか?

名所というのは、一カ所に人を集める装置です。結木にはそれがない。だから人が町じゅうに散らばって、路地や店先で町の人と出くわす。あれは名所では起きないことです。
「観光地になりたいわけじゃない。
『歩いてよかった町』で、十分です」
では、観光協会は何をしているんですか?

地図を作って、ガイドを育てて、店と店をつなぐ。この三つだけです。結木マップは毎年、町を歩き直して線を引き直します。地図が古いままの町は、案内する気がない町だと思っていますから。
最後に、これを読んでいる方へ。

駅前の案内所で「はじめてです」と言ってください。紙の地図に、その日いちばんいい道を赤鉛筆で描きます。それがうちの、いちばんの観光資源です。
INTERVIEW & TEXT — YUIKI PR CLUB / PHOTO — TOWN ARCHIVE
結木を歩く、3つの理由。

駅から、ぜんぶ徒歩圏
結駅を出て3分で本町通り。格子戸の商家、味噌蔵、銭湯跡の喫茶。町の見どころは半径1.2kmに収まっています。車は置いて、手ぶらでどうぞ。

渓流と里山が、町の隣
本町通りの突き当たりから、結木川の遊歩道へ。水音を聞きながら20分歩けば棚田に出ます。町と自然の継ぎ目がない。それが結木の地形です。

六代続く、食と祭り
川魚の塩焼き、釜の炊き込みご飯、六代目が打つ蕎麦。夏は宵祭りの提灯が通りに並びます。観光向けに作った名物は、ひとつもありません。
協会の、4つのしごと。
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まちあるきガイド
毎週土曜・予約制。町の人がガイドになって120分歩きます。台本はなく、その日の町に合わせて道を変えます。
- 02VIEW ↗
結木マップの発行
年1回、町を歩き直して、路地の一本から引き直す紙の地図。観光案内所で無料配布。今年で37号です。
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祭りと催しの運営
夏の宵祭り、6月の蛍の夕べ、秋の収穫市。町内会と一緒に、昔からの行事を昔からのやり方で続けています。
- 04VIEW ↗
加盟店との地域づくり
商店・食事処・宿など84軒が加盟。ガイドのコースに組み込み、店主の声を地図に載せ、町ぐるみで迎えます。
時速4kmの、結木。
歩く速さでだけ見える町を、流れる写真でどうぞ。気になる一枚があったら、カーソルを乗せると流れが止まります。
10人に9人が、「また歩きたい」。
まちあるきガイド参加後のアンケートで「また結木を歩きたい」と答えた方の割合です。色が満ちていくのが、私たちの通信簿。
※ 結木町は架空の町です。数値はサンプル用の設定値です。

歩いた人の、声の記録。
「『何もない』が、いちばんの嘘でした。」
- 002
ガイドさんが道を逸れてばかり。それが一番よかった。
大阪から・40代ご夫婦'25 - 003
子どもが川から離れず、予定を全部やめました。正解でした。
名古屋から・30代家族'25 - 004
紙の地図に赤鉛筆で描いてもらった道、まだ取ってあります。
金沢から・60代'24 - 005
提灯の宵祭りに合わせて、今年もう一度来ます。
横浜から・50代'26
ガイドと歩く、其の一より。
毎週土曜のまちあるきガイド。申し込みから解散まで、流れはこれだけです。
たずねる
フォームか電話で前日までにご予約。人数と歩きやすさのご希望だけうかがいます。
あつまる
土曜 9:50、結駅前の観光案内所に集合。紙の結木マップと麦茶をお渡しします。
あるく
120分・約3km。本町通りから渓流へ。その日の町に合わせて、ガイドが道を選びます。
よりみち
正午に案内所前で解散。地図に印をつけた加盟店で、昼ごはんとおみやげをどうぞ。
まちあるきの、料金。
保険料と地図代だけいただく、町の値段です。
まずは町を
ひとめぐり
中学生以下は無料/保険料・結木マップ込み
渓流と棚田まで
足をのばす
月2回・定員10名/加盟店のお弁当つき
日時も道も
ご相談で
団体・取材・視察にも/2週間前までにご相談
小さな協会の、68年。
駅の待合室の、机ひとつ。
商店主たちが「駅で降りた人に道を聞かれてばかりだから」と案内係を置いたのが始まり。最初の備品は机と、手描きの地図一枚でした。

町を、はじめて紙にした。
会員総出で町を歩き測り、ガリ版で刷った結木マップ第1号を発行。「地図は毎年歩いて直す」という決まりは、このとき生まれました。

案内する人を、育てはじめた。
「地図だけでは伝わらない」と、町の人がガイドになる養成講座を開始。八百屋の隠居も元教師も、いまは頼れる案内役です。

加盟店84軒。それでも机は駅前に。
マップは37号、ガイドは18人になりました。それでも協会の机は発足のときと同じ、駅前にあります。道を聞かれたら、立ち上がって案内します。

はじめて結木を歩く方へ。
車がなくても楽しめますか?
結木は車がないほうが楽しい町です。結駅から見どころまで徒歩3分〜20分。荷物は観光案内所で預かります(無料・17時まで)。
所要時間はどのくらい見ればいい?
町並みと渓流だけなら半日、食事と里山まで入れて一日が目安です。結木マップのモデルコースに所要時間を書き込んであります。
子ども連れでもガイドに参加できますか?
できます。ベビーカーで通れる道に組み替えますので、予約時にお知らせください。中学生以下の参加費は無料です。
雨の日のまちあるきは中止ですか?
小雨は傘を差して歩きます(蔵と軒下の多い雨の日コースがあります)。荒天時は前日17時までにご連絡のうえ中止します。
このほかの質問は よくある質問 にまとめています。
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